最初に4本の弦にてロングトーンのチェックを行いました。
各弦での運弓ライン(弓の元から先まで90度の角度を保つこと)は、かなり良くなっています。
残念なのは、弦に当たる弓の位置がまだ指板の方に寄っていることです。
レッスン時に補足しておきましたが、ロングトーンの練習をする際は↓
「右手に余計な力をいれずに弾ける範囲内で、最も駒に近い位置に弓を当てること」
を意識するように心掛けてみて下さい。
続いてドッツァウアーのエチュード5番に移りました。
通して弾いて頂こうと思っていましたが、まだ譜読みの段階のようです。
この曲の基本的な弾き方をレッスンしておきました。
楽譜の始めに「f」と「marcato」の指示が記されていますので、強い音を出しながら一つ一つの音をはっきりと発音して弾く…という技術が必要になります。
弓で弦を「噛む」という弦楽器の基本動作について、手短かにレクチャーしておきました。
これは、弦楽器を弾く上での、かなり重要な基本技術になります。
また次回以降、検討して参りましょう。
ウェルナーの教本に移り、第3ポジションの練習曲を弾いて頂きました。
こちらもまだ譜読みの段階のようでしたので、また次回リトライ致しましょう。
レッスン後に補足しておきましたが、この曲は第3ポジションにて、左手の人差し指を半音分上下に移動させる操作だけで弾ける曲です。
左手の基本形、広い形における親指の位置を確実に習得して参りましょう。