ドッツァウアーのエチュード5番から開始しました。
通して弾いて頂きましたところ、marcatoの弾き方は良くなっているように思いました。
先ず始めに修正したいのは、弦に当たる弓の位置が前回と同様、どんどん指板の方に寄ってしまうことです。
全体的に殆ど「pp」で弾くときの、駒から遠い位置で音を出そうとしているように見受けられました。
「mf」から「f」を弾くときは基本的に指板と駒の中間より駒に近い位置に弓を当てるように心がけましょう。
前回のレッスンにて音を間違えずに弾き通すことを指摘しておきましたが、まだ途中で度々止まってしまうようです。
間違える箇所があるようであれば、その音符一つ一つに指番号を書いておくことを推奨しておきました。
それである程度解決出来るかと思います。
続いてウェルナーの教本に移り、57ページのエチュードをレッスンしました。
こちらの曲ではダウン、アップの弓順が楽譜どおりに出来ていない箇所が目立ちます。
間違うようであれば、スラーが切れるごとにダウン、アップの記号を書いておくことを推奨します。
前回のレッスンにて、この曲は左手の人差し指を半音上下に移動させるだけで弾ける曲であることを説明しておきましたが、その動きが正しく出来ていない箇所があり、違う音を弾いてしまっていることを指摘致しました。
広い形では人差し指を十分に開き、基本の形に戻った際は人差し指を速やかに半音の狭い幅に戻すことに要注意です。
それが出来さえすれば、この曲はポジション移動が無いので簡単に弾けるはずです。
残りの時間はオーケストラ曲を手短かにレッスンしました。
次回からはエチュードを一旦休止して、オーケストラ曲だけのレッスンに切り替えます。
3曲ありますが、難しそうな箇所はエチュード同様、指番号と弓順を書いておくことをお勧めします。