ドッツァウアーのエチュード6番から開始しました。
通して弾いて頂いたところ、弦に当たる弓の位置が指板の上の方に行っているのが気になりましたので、その修正を行いました。
そうなる原因の一つとして、弦に対する弓の角度が90°に保たれていないことがあります。
弓先がやや手前に来ているため、それでダウンBowを弾くと、必然的に弓は指板の方に行ってしまいます。
そうならないために時折り全弓でのロングトーンのチェックを行ないましたが、弓を少ししか使わない場合でも、弦に対する弓の角度は原則として90°を保つようにします。
始めのうちは弓の位置と角度を目で見て確認しますが、慣れてくると鳴っている音の感触で、弓の位置と角度が正しく機能しているかどうかが判断出来るようになります。
そうなることを目指してトライして参りましょう。
弦に当たる弓の位置につきましてはレッスン時に説明しましたとおり、可能な範囲でより駒に近い方を弾くことを推奨します。
常に指板に近い方を弾くのが習慣づいてしまうと、いわゆる「ひ弱な」音しか出せなくなってしまいます。
この弓の位置も、始めのうちは目で確認しながら弾くことを心がけてみて下さい。
リーのエチュード1番に移り、始めの方を弾いて頂きましたが、まだ楽譜があまり見れていないようでしたので、また次回トライ致したいと思います。
残りの時間、ビブラートについて手短にレクチャーしておきました。