本日二時限目はオーケストラ曲を弾く際のポイントについてレッスンしました。
フィンランディアの方、この曲はトレモロで細かく音を刻む箇所が確かに多いです。
この箇所でのポイントは第一に、弦に対する弓の角度を90度に保った上で刻むことです。
それが出来た上で、ppからffに至るまで、弦に当たる弓の位置(=擦弦ポイント)と、それに応じた弦に対する弓の圧力をコントロールして行きます。
レッスン時に幾度か説明しましたが、2本の弦を同時に弾く重音では、弦にかける弓の圧力は1本の弦を弾く時の2倍になります。
第114小節から115小節に移行する際の指につきまして、A線からC線に移弦する際に4指-4指(小指-小指)でポジション移動するようにレッスンしましたが、これは私の記憶ミスでした。
過去に弾いた記憶を後から再度思い返したところ、C線に移弦した最初のF(ファ)の音は1指で取り、次のF♭(フェス)はポジション移動して3指で取っていたと思います。
中間部のメロディの部分、ここは存分に歌って心地よく弾きたい箇所ですので、前回お渡ししました楽譜の上部に添えておいた2段の練習譜をリトライしておいて下さい。
この練習譜では小指(4指)を押さえる際、人差し指と中指を離して全ての指を半音分ズラすことがポイントになります。
また次回、諸々検討致しましょう。