ドッツァウアーのエチュードより、8番をレッスンしました。
通して弾いて頂いたところ、弦に当たる弓の位置が適切な場所に当たっていないのが目立ちました。
特に、2段目の「f」と、最後の全音符の「f」
この2小節前に「cresc.」が記されていますので、その「cresc.」が記された箇所から「f」に至るまでは、弦に当たる弓の位置は必然的にどんどん駒に寄せて行かねばなりません。
そうしないと音が直ぐに潰れる…という事実を実演にて示しておきました。
このレクチャーをしている際、A線の弓先における右手の形が基本から外れているのに気づきましたので、A線で弓先を使う時は「右手を右前方に突き出す形になる」という基本について再度レクチャーしておきました。
この基本を踏まえてリトライして頂きましたところ、諸々改善されましたので、8番はクリヤーと致します。