本日はドッツァウアーの113のエチュードより、1番をメインにレッスン致しました。
最初に通して弾いて頂きました。
全体的に音は大体取れていると思いましたが、左手の基本的な技術につきまして何点か改善したいことがありましたので、それについて詳しくレクチャー致しました。 まず最初に気になりましたのが、4指(小指)で弦を押さえる際にその他の3指、2指、1指(特に間の3指、2指)が弦から離れて宙に浮いていたことです。 4指で弦を押さえる際は基本としてその下の3指、2指、1指も同時に押さえます。
それと同様、3指で押さえる場合は2指、1指も同時に、2指で押さえる場合は1指も同時に押さえます。
この押さえ方は左手の大事な基本になりますので、根気よく習慣づけて参りましょう。
次に、左手の広い形で弦を押さえる際、親指の位置が違っている箇所がありましたので、そこを取り出してトライして頂きました。(エチュード1番では4段目の終わり2小節前にあるF#音から5段目の2小節目にあるC#音までの間) この間では親指は半音分ほど上方に移動させます。
そして、5段目の2小節目にある(1指で押さえる)E音を弾く時に半音分ほど下方に戻します。
レッスン時に申し上げましたが、この基本技術を一言で表現すると、「左手の親指は常に中指の対面にある。」です。
これも左手の大事な基本ですので、習慣づけるようにしましょう。
もう一つ、ドッツァウアーの教本にしばしば出てくる鍵カッコの記号が記されている箇所ですが、これは鍵カッコが付けられた音符を押さえた後、そのカッコの線が伸びている間は弦から指を離さない、という意味になります。 この記号が付けられた箇所では押さえた指が隣の弦に触れてしまわないよう、指を立てて弾くようにしましょう。
その他、本日は純正調という音律につきまして手短にレクチャーしておきました。
また次回、1番をリトライ致しましょう。
残りの時間、ブレヴァールのソナタハ長調を出来るところまでレッスンしました。
冒頭の2分音符の重音の弾き方ですが、3本、4本の弦を一緒に弾く場合は何れも下2本、上2本に分けて弾くのが基本になります。 また、レッスン時に言い忘れましたが、2本の弦を同時に弾く場合、弓の圧弦力は1本だけ弾く時の2倍になります。
楽譜に指番号が書かれていませんでしたので、第一ポジション以外の箇所に番号を記しておきました。
次回、時間がありましたらこのソナタもレッスン致しますので、出来るところまで見ておいて下さい。