本日一時限目は基本項目のチェック、及び音階の練習を基盤としてレッスンを開始しました。
最初にD線の開放弦にて、弓のターン時における右手の同作をチェックしました
数回トライして頂きましたたところ、右手の形、指の基本同作などが最初の頃に比べて格段に良くなっているのが確認出来ました。
返弓に関しては当面、今の感覚を維持することで大丈夫だと思います。
続いて前回お渡ししました2オクターブの音階練習譜をハ長調からトライして頂きました。
4分音符と8分音符を取り入れた練習譜ですが、この楽譜では一小節ごとに弓順が逆になります。
これは逆順の弓でもすんなりと弾ける為の良い練習になりますので、楽譜に書かれたとおりにトライしてみて下さい。
残りの時間、各調の音階の最後に記した重音の弾き方についてレクチャー致しました。
3本以上の弦を同時に弾く重音では3本でも4本でも、下の2本と上の2本に分けて弾くのが基本となります。
先ずはこの基本を覚えましょう。
その上で、上の2本の弦に以降した際に音が痩せてしまわないよう、弓の配分、弓圧、弓速を適宜にコントロールする必要があります。
また、上の2本の弦に移る際、弦に対する弓の角度、及び弦に当たる弓の位置にも注意が必要です。
直近のレッスンではオーケストラ曲に専念することを最優先にしていますが、時間に余裕がありましたら、出来る範囲で音階の練習も進めてみて下さい。