一時限目はドッツァウアーのエチュード3番から開始致しました。
前回指摘しました左手の親指の位置は良く改善されていたように思います。
小指で弦を押さえる際、人差し指がやや宙に浮いているときがありましたが、4本の指で同時に弦を押さえるという基本を忘れないようにしましょう。 4指(小指)から移弦して隣の開放弦に移る際、次の音を鳴らしてから4指を離す…という基本も同様です。
また次回、3番をリトライ致しましょう。
その後、4番に進む予定です。
S.リーのエチュードに移り、1番を通して弾いて頂きました。
4分の3拍子としての冒頭部の拍節感が良くなっており、感心致しました。
この曲につきまして、本日は「擦弦ポイント」(=弦に接する弓の位置)に重点を置いてレクチャー致しました。
左手のポジションが上がる際、それに応じて弓を駒の方に近づけるという操作です。
レッスン時の説明でお分かり頂けたかと思いますが、この「擦弦ポイント」は、弦楽器を奏する上でとても重要な項目になります。
これを行うには弦に対する弓の角度を90度に保つ…という基本が出来ていることが前提になります。
また次回、1番をリトライ致しましょう。